お風呂はほんとうに美肌効果があるのか?

一時期、美容のためによいと女性の間で半身浴が大流行したことがありましたね。

 

今でも「バスタイムは美容にとって重要な時間である」と考える女性たちは多くいるようです。

 

ですが「お風呂で得られる美肌効果」として信じられているものには、間違って認識されていることが多くあるのです。

 

本当にお肌のためになるバスタイムの意味を、もう一度考えてみましょう。

 

信じてたのに大ショック!?実は間違ってたお風呂の美肌効果

お風呂で得られる美肌効果としてよく言われるのが

 

「代謝が上がって美肌になる」
「毛穴の汚れが落ちる」
「肌がうるおう」

 

の3つです。

 

果たして本当にそうなのでしょうか……?

 

代謝が上がって美肌になる、のウソ

 

美容に全く効果がないわけではありませんが

 

「お風呂に入る=代謝があがる=美肌になる」

 

全てイコールにしてしまうのは疑問です。

 

なんといってもこの「代謝」という言葉が非常にくせ者。

 

代謝といっても、その中身は

 

「基礎代謝(きそたいしゃ)」
「実質代謝(じっしつたいしゃ)」
「新陳代謝(しんちんたいしゃ)」

 

の3つに分類されます。

 

基礎代謝は、心臓を動かしたり体温を保つなど、ただ生きているだけで消費される、人の生命維持に必須とされる運動のためのエネルギーです。

 

実質代謝とは、歩いたり走ったり、お風呂に入るといった日常生活の動作で消費するエネルギーと、基礎代謝を合わせたもの。

 

一方、新陳代謝とは古いものが新しいものに入れ替わることで、お肌のターンオーバーもこの新陳代謝のひとつです。

 

お風呂で上がる可能性があるのは、実をいうと実質代謝。

 

いくらお風呂に長時間入ったところで、お肌のターンオーバーそのものが活発になるわけではないのです。

 

お肌のターンオーバーに必要なのは、お風呂よりも睡眠時間と良質なタンパク質

 

寝る間も削って半身浴するよりは、バスタイムはサッと済ませてたっぷり寝るほうが、実を言うとお肌にとっては良いのです。

 

 

汗をかくと毛穴の汚れが落ちる、のウソ

 

お風呂でたくさん汗をかくと、毛穴の汚れが一緒に流れ落ちるような爽快感を感じますよね。

 

それゆえに「お風呂で汗をかくと毛穴の汚れが落ちる」と信じる人はとても多いのですが、残念ながらこれにも誤解があります。

 

「毛穴の汚れ」の代表的なものといえば、ニキビの原因としても知られる古くなった皮脂ですね。

 

皮脂は、毛穴と繋がっている「皮脂腺」と呼ばれる器官から、汗は「エクリン腺」「アポクリン腺」と呼ばれる二つの「汗腺」から分泌されます。

 

しかし残念ながら、生理的な汗の出る「エクリン腺」は毛穴から完全に独立しているため、体を温めたときの汗は毛穴からは出てこないのです。

 

毛穴とつながっているのは「アポクリン腺」と呼ばれる汗腺で、こちらはわきの下といった体の特定の部分に集中している限定的なもの。

 

お風呂で温まることで毛穴が開き、汚れを落ちやすくする一面はありますが、汗が毛穴の汚れを洗い流してくれることはありません。

 

 

肌がうるおう、のウソ

 

お風呂に入るとお肌がひどくうるおった気になりますが、これはお湯に長くつかったことで肌がふやけているだけ。

 

その証拠に、お風呂上りの保湿ケアを怠ると、次第にお肌が乾燥してかゆくなることもあります。

 

また、セラミドをはじめとするお肌のうるおい成分は、水に溶け出してしまうため、あまりお風呂に浸かりすぎるとかえって乾燥する危険すらあるのです。

 

うるおい効果があると信じて長風呂をすると、かえって逆効果です。

 

お風呂がお肌に良い本当の理由って?

 

信じていたバスタイムの神話に次々と裏切られ、じゃあお風呂に美肌効果なんてないじゃない!と思うのはちょっと待ってください。

 

お風呂がお肌にとって良い理由というのは、ちゃんと別にあるのです。

 

ゆったりと体を温めることは、筋肉や神経の緊張をほぐし、心身ともにリラックスさせる効果があります。

 

そう、さまざまな肌トラブルの原因となる日々のストレスを、バスタイムは軽減してくれるのです。

 

また、お風呂から上がったあとはゆっくり体温が下がっていきますが、その時がまさに寝つきがよくなる入眠のタイミング。

 

お肌のターンオーバーをきちんと行うためには、ぐっすりと深い眠りをとることが重要ですが、お風呂はその手助けをしてくれるのです。

 

ちなみに入浴後、30分ほどしてベッドに入るのが理想です。

 

さらに、お風呂に入ることで肌表面が清潔になり、お湯に使ってお肌がやわらかくなるため、ケアアイテムの成分が浸透しやすくなる効果もあります。

 

 

お風呂は、直接美肌をもたらしてくれるわけではありませんが、このような間接的な効果でお肌を良い状態に導いてくれるのですね。

 

乾きがちな肌の人に適した入浴方法

 

一般的にお風呂は、1日1回20分位、38〜40度のお湯に浸かるのが良いとされています。

 

乾きがちな肌の人も適温は38〜40度、時間はちょっと短めの10〜15分がベスト。
これくらいの時間でも体の芯まで十分に温まります。

 

熱いお湯は刺激となって痒みを引き起こすので避けましょう。

 

また、湯船に長く浸かっていると、お肌の保湿成分「セラミド」や皮脂がどんどん外に溶け出して乾燥が酷くなる原因になります。

 

乾きがちな肌の場合、熱いお湯と長風呂は厳禁です。

 

お風呂上がりは急速にお肌が乾燥します。
すぐにローションやクリームなどで保湿すると、お肌のバリア機能を維持して乾燥を防ぐことができます。

 

正しい知識とケアで、乾燥や痒みのないすこやかななお肌を保ちましょう。

 

 

このようにお風呂が美肌のサポートをしてくれるのは間違いありません。

 

お風呂がもたらしてくれる本当の美肌効果をきちんと把握した上で、バスタイムを活用することが大切ということですね。

 

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