正しく知ってあきらめない!アレルギー性敏感肌との付き合い方とは

一般的な敏感肌の多くは、極度の乾燥による「お肌のバリア機能低下」が主な原因と言われています。

 

しかし中にはそれだけでなく、もともと生まれ持った遺伝的な要素が、原因として深く関わっているケースもあります。

 

それが近年急増中のアレルギー体質による敏感肌です。

 

一般的な敏感肌と比べてセルフケアのみでは改善が難しく、また症状も重くなりがちのやっかいなもの。

 

アレルギー性敏感肌とはどういうものか、改めて知っておきましょう。

 

 

⇒ 一般的な敏感肌についてはこちら

 

 

実は誰にでもある機能!?アレルギー発生のしくみとは?

最近では、年齢問わず何らかのアレルギーを持っている人が本当に増えましたね。

 

アレルギーの原因となる物質や症状も、人によって個人差があり実に千差万別という困りもの。

 

しかし、アレルギーはもともと人の体にとって大変重要な生体反応なのです。

 

病原菌や毒物など、人の体に害をおよぼすものが体の中に入ってきたとき、体はすばやく異物を察知して、排除しようとします。

 

いわゆる体の免疫機能(めんえききのう)であり、これがないと人の体はたやすく病原体に感染してしまうでしょう。

 

ところが、本来ならば反応しなくてもよい無害なものを「害なす異物」と認識してしまい、排除しようと過剰反応してしまうことがあるのです。

 

その結果、かゆみやかぶれが出たり、ひどい場合はショック症状が起こったりして、命に関わる場合もあります。

 

この反応こそがアレルギーで、生まれ持った素質や外的要因が複雑に絡み合って発生します。

 

また、異物に対抗するため作られる物質「抗体(こうたい)」によるものと、免疫細胞であるリンパ球によるものに大きく分かれます。

 

アレルギーを単純な好き嫌いだという人が時々いますが、ミクロの世界で起こる生体反応なのでそれは重大な間違いです。

 

それが大好きなのに食べられない、触れられないでつらい思いをしているアレルギー患者の方は、非常に多いんですよ。

 

実は体質のせいだけじゃない?アレルギー性敏感肌への対応術

 

アレルギーによって起きる敏感肌で、特によく見られるようになってきたのが、アトピー性皮膚炎と花粉皮膚炎です。

 

化粧水などがしみたり肌が乾燥したりなど、よくある敏感肌の症状以外に、赤みを伴うひどいかゆみがある場合などは特に要注意です。

 

アトピー性皮膚炎って?

 

アトピー性皮膚炎は、遺伝的要因とお肌のバリア機能低下アレルギー物質や物理的な刺激ストレスなどが相まって発症すると言われています。

 

以前は子供に多く、大人になれば治る人が多いと言われてきましたが、最近では大人のアトピー性皮膚炎も増えてきました。

 

大人のアトピー性皮膚炎は、子供の頃に発症し、一度症状が落ち着いた人が、再発するケースが多いとされています。

 

成人して突然発症したように感じる人の多くは、幼少期のアトピー性皮膚炎がごく軽度のもので、本人が気付いていなかった可能性もあるようです。

 

再発する原因としては、生活習慣や環境の変化、子供の頃にはなかった社会に出てからの重圧やストレスなど、さまざまです。

 

大人のアトピー性皮膚炎は、やっかいなことに症状が上半身から顔にでるケースがよく見られます。

 

まぶたや首もと、手に赤みやブツブツ、カサつきが発生し、強いかゆみを伴います。

 

時に眠れないほどかゆみがひどいこともあり、患部をかきむしってさらに悪化することも。

 

さまざまな要素が複雑に絡み合っているため、具体的な原因を特定するのが難しく、根本的な治療は難しい病気です。

 

自己流のケアだけで何とかしようとせず、まずは皮膚科へ。

 

お肌のバリア機能回復のため、一般的な敏感肌とおなじく保水力を高める保湿ケアは重要ですが、医師の指導を受けましょう。

 

使用するケアアイテムや薬も、医師と相談しながら指導に従います。

 

また、適切な睡眠、食事といった生活改善、ストレス解消などの環境要因の改善も同時に行います。

 

衣服の素材を低刺激のものへ変えたり、髪の毛が顔や首にかからないようにするなど、物理的な刺激を避ける工夫も良いですね。

 

完治は難しくとも、根気よくケアを続けていれば、症状を軽くすることは不可能ではありません。

 

まとめ|アトピー性皮膚炎

 

環境変化、ストレスなどで子供の頃の症状が再発する

 

子供の頃は気がつかないほど軽度だった人でも再発することがある

 

上半身や顔に出ることが多く、非常にかゆみが強い

 

自己流ケアよりもまずは皮膚科で相談・治療を

 

お肌のバリア機能改善の保湿ケアと生活・食事改善が中心

 

花粉皮膚炎って?

花粉症は誰でもかかる可能性のあるアレルギーで、原因となる花粉もスギやヒノキに限らず、人によって実に多種多様ですよね。

 

症状の種類や度合いもさまざまで、一般的によく知られたものとして、せきやくしゃみ、鼻水、目の充血などが上げられます。

 

ところが、最近では花粉症の症状がお肌に出る人が増えているといいます。

 

花粉のせいで目もとや頬が赤くなり、かゆみやヒリヒリ感、カサつきが現れるもので、「花粉症敏感肌」「花粉皮膚炎」などと言われます。

 

そもそも花粉症は、喉や鼻の粘膜に花粉がつき、それに対して免疫が過剰反応し、アレルギーの症状を起こすもの。

 

外にさらけ出されているお肌の上で同じことが起こるのは、むしろ当然のことと言えるかもしれませんね。

 

人によっては、涙や鼻水といった症状がなく、お肌だけに花粉の影響が現れることもあります。

 

こちらもアレルギー性皮膚炎と同じく、症状が悪化する前にまずは医師へ相談してみましょう。

 

アレルギーによる肌荒れは、セルフケアだけではどうにもできない面があるからです。

 

それに、どの花粉が原因になっているかの特定は、病院で検査しなければわかりません。

 

日常生活やスキンケアで気をつけるべきは、やはりお肌の保湿。

 

お肌の中の保水力を高め、お肌のバリア機能をアップすることを意識して、セラミドなどの保湿成分配合の美容液などを選びましょう。

 

ここで注意したいのが、油分の多いアイテムを外出前にお肌につけないこと。

 

油分は、空中に飛び散っている花粉を吸着してしまうため、自分から花粉を呼び寄せている状態になってしまいます。

 

特に、ファンデーションが油分多めになっていないか気をつけましょう。

 

帰宅したらすぐにメイクを落として、いつまでも花粉をつけたままにしないようにします。

 

加齢などで皮脂の分泌が減っており、油分のプラスが必要なときは、もう外出の予定がない就寝前の入浴後が、油分補給のベストタイミングです。

 

また、お肌だけでなく髪の毛の隙間にも、花粉がついて潜んでいることが多々あります。

 

髪の毛は静電気が発生しやすく、花粉をひきつけやすいので、帰宅後のメイクオフとタイミングをあわせ、シャワーを浴びるのもよいでしょう。

 

花粉対策にメガネやマスクをつけて外出する人も多いですが、お肌に関してはそれだけではカバーしきれない面が多々あります。

 

保湿ケアと共に、できるだけ花粉に触れない、触れたら落とすを徹底したいものですね。

 

まとめ|花粉症敏感肌

 

肌に現れる花粉症の一種

 

目もとや頬の赤み、かゆみ、カサつきなどが現れる

 

アレルギーなので、原因となる花粉特定のためにも医師へ相談を

 

バリア機能回復のため保湿ケアはしっかりと

 

花粉を吸着しないよう、外出前に油分多めのアイテムは使わない

 

帰宅後はすぐにメイクオフ、髪の花粉を落とすためにシャワーを

 

アレルギー体質は、確かに生まれ持った要素が大きいもの。
ですが、人間なら誰でも持っている機能であり、今は大丈夫でもこの先発症しないとは限りません。

 

だからこそ正しい知識を身につけて、必要以上に恐れないことが大切です。
もし発症しても体質だからとあきらめず、そして焦らず、できることからコツコツと積み重ねていきましょう。



























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